歯牙腫の摘出手術
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そんなわけで部分麻酔での手術が決まったわけですが、やはり不安です。もちろん、外来(日帰り)ですよ。 手術だなんて人生初ですから怖くて当然です。 事前の想像では、手術着に着替えて、"手術中”の赤いランプが光る部屋でやるものだと思っていました(ドラマとかでよくみるあれです)。 なんていったって"手術”ですからね。
でも、実際はぜんぜん違いました(笑)。パーカーにジーパンのままですよ。歯医者と同じく、よだれかけみたいなのをかけるだけです。 場所も診察室ですし、歯医者と同じリクライニング式のあの椅子です。 ホントに歯医者と全く同じです。
しかも手術開始も早いです。 診察室に入ってから3分後には麻酔を打たれていました。 部分麻酔ですから、虫歯の治療と同じ感じです。 すぐに麻酔が効きますから痛みはありませんが、歯茎に何かされているのはわかります。 ちなみに、メスは歯茎の裏側からいれました。 しばらくは虫歯治療と同じ感じですよ、やられてる側としては。
診察室内にはもうひとつ治療台があり、そちらでは親知らずを抜いているようでした。 親知らずを抜くのも手術だし、虫歯の治療だって手術だよなあって考えていたら、自分は手術という言葉にビビりすぎていたんだと気が付きました。
麻酔のおかげで痛みはありませんが、歯牙腫を引っ張り出すときはグイグイやられて不快でした。 ペンチのようなもので摘まれて引っ張られているのがわかるんですよ。顎が壊れるかと思いました(笑)。
歯牙腫は1個だけではなく複数あったようで、 いくつか摘出したらレントゲン撮影で残りの位置を確認してまた取り出すということを繰り返しました。 ですから、手術中に治療台とレントゲン室を4往復くらいしましたよ。
手術時間は30分〜1時間くらいと事前に知らされていたのですが、ちょうど1時間が経過したころに麻酔がきれはじめて痛みを感じました。 我慢できないほどではないものの、ちょっと痛かったので手を上げて知らせました。 しかし、歯牙腫はもう全て摘出済みで最後に傷口を縫う段階だったので、麻酔は追加せずにそのまま続行しました。
そんなこんなで、1時間ちょっとで手術は終わりました。
先生曰く「想定していたよりも切った」とのことでした。
最初のレントゲンでは映らなかった歯牙腫がたくさんあったらしく、けっこう広範囲に切ったようです。
摘出した歯牙腫の数はなんと10個!!
こんなものが10個も埋まっていただなんて恐ろしい・・・。
術後は血がダラダラとたれてくるので、ガーゼを噛んで止血させました。 いや、それでも止血しませんでした(笑)。
衛生士さんからいくつか注意事項の説明を受けて、その日は帰宅しました。
- 激しい運動はダメ
- 食事は普通にとって良い
- 入浴は軽くシャワー程度
- 歯磨きはサッと軽めに
- 止血しないからといってうがいをすると逆効果
- 何かあったら電話して
処方された薬は、抗生物質と痛み止めでした。 抗生物質は感染防止のために絶対に服用するように言われ、痛み止めは痛いときにだけ服用するように言われました。
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